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キャッシュフロー計算書の見方|3つの区分で会社の現金を追う

公開日: 2026年7月7日

「利益は出ているのに現金が足りない」という状態は、実際の会社で起こります。 利益と現金は別物で、その差を教えてくれるのがキャッシュフロー計算書です。 この記事では、営業・投資・財務という3つの区分が何を表すのか、そしてその組み合わせから会社の現金の流れをどう読むかを初心者向けに整理します。

3つの区分の意味

区分 表すもの
営業CF本業でどれだけ現金を稼いだか
投資CF設備や事業への投資でどれだけ現金を使ったか
財務CF借入や返済、配当など資金調達に伴う現金の動き

まず見るのは営業キャッシュフロー

最も大切なのは営業CFです。本業できちんと現金を生み出せているかを示すからです。 営業CFが継続的にプラスであれば、事業そのものが現金を稼ぐ力を持っていると読めます。 利益が出ていても営業CFがマイナスの状態が続く場合は、売掛金や在庫が膨らんでいないかなど、中身を確認したいサインになります。

プラス・マイナスの組み合わせで読む

3区分の符号の組み合わせから、会社の状態をおおまかに読めます。 たとえば「営業プラス・投資マイナス・財務マイナス」は、本業で稼いだ現金を投資に回しつつ借入返済や配当も行っている、成熟した会社によくある形です。 一方「営業マイナス・財務プラス」が続く場合は、本業で足りない現金を外部調達で補っている状態と読め、背景の確認が必要になります。

フリーキャッシュフローも合わせて

営業CFから投資CFを差し引いたものを、フリーキャッシュフロー(FCF)と呼びます。 自由に使える現金がどれだけ残ったかを示す指標で、プラスなら投資をしてもなお現金が残っている状態です。 単年で上下することもあるため、数年間の傾向で見ると会社の現金創出力を判断しやすくなります。

まとめ

キャッシュフロー計算書は、利益の数字だけでは見えない「現金の実態」を教えてくれます。 まず営業CFで本業の稼ぐ力を確認し、3区分の符号の組み合わせで会社の局面を読む。この2ステップで十分に多くのことが分かります。 読む順番の全体像は有価証券報告書の読み方にまとめています。

本記事は財務諸表の読み方に関する一般的な解説であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任で行ってください。